2026年11月14日(土)・15日(日)の2日間にわたり、第34回 日本血管生物医学会学術集会を順天堂大学にて開催いたします。大会長としてこの重要な役割を拝命することとなり、心より光栄に思っております。多くの会員の皆様にご参加いただき、活発な議論と交流の場となることを願っております。
								
								
									本学術集会のテーマは「TOGETHER~世代・領域・基礎と臨床を繋ぐ多様性の力」といたしました。
								
								
									本学術集会では、「会員が一緒に(TOGETHER)語り合う」ことを第一の目的とし、世代や専門領域を越えた交流を促進します。特に、若手研究者の活躍は本学会の大きな強みです。若手の会から育った研究者が現在の学会を牽引しており、未来への期待が高まっています。今回は、若手とシニアが共に(TOGETHER)セッションに参加し、互いに刺激を受け合える場を目指します。
								
								
									また、血管研究は他分野との連携に非常に適しており、これまでにも日本動脈硬化学会、日本細胞外小胞学会や日本癌学会の学術総会において本学会との共催シンポジウムを開催して頂きました。今回の学術集会では、他学会と一緒に(TOGETHER)共催するシンポジウムを通じて、会員の皆様に新たな視点と刺激を提供したいと考えています。
								
								
									さらに、基礎と臨床の連携は本学会の根幹をなすテーマです。近年、学術集会では基礎研究中心の構成が目立つ傾向もありますが、優れた基礎研究が臨床応用へと繋がることは、本学会の多くの先生方がこれまでに実証してきた事実です。今回の学術集会では、臨床に携わる会員の皆様にも満足いただけるよう、基礎と臨床が一緒に(TOGETHER)参加する場を意識して企画を進めています。
								
								
									このような多様な連携を可能にする鍵は、まさに「多様性の力」です。ジェンダー、地域、出身学部、研究スタイルなど、互いの違いを尊重し合うことで生まれる新たな発見や創造を、この学術集会でぜひ体感していただきたいと思います。
								
								
									最後に、楽しい集会をつくるのは、参加する皆さん自身です。ぜひ、自由な発想と熱意を持ち寄って、「参加して良かった」と思える学術集会を一緒に創り上げましょう。